TENGA 15年の歩み
TENGA 15th Story
2005
\ 7月7日 / 最初のTENGA 5種類発売
TENGA誕生
2005
TENGA誕生
2005年7月7日 七夕の日にTENGAは誕生しました。
「アダルトグッズは月に5000個売れればヒット」と言われていた当時、TENGAは1年間で100万個の販売を記録。
発売当初から注文数が生産数を大幅に上回り、工場をフル稼働で生産にあたりました。
時には、社員みんなが工場で徹夜になることもありました。
開発秘話もCHECK!!
最初のオフィスを設立
一軒家から始まったオナニーの未来
2005
一軒家から始まった
オナニーの未来
この頃、TENGAは一軒家を借りてオフィスにしていました。
1階が執務エリアで、2階の2部屋は開発室と倉庫、1部屋が松本の生活エリアでした。
朝7時から始まり、真夜中まで開発に没頭している毎日でした。
夕方になると、松本が社員みんなの夕飯を作っていました。メニューはカレーやチャーシュー丼や、炊き込みごはんです。まさしく「同じ釜の飯を食った仲」ですね。
写真に写っている椅子やテーブルなど、ほとんどが貰い物でした。(電子レンジは9800円、赤いつなぎがトレードマーク)
2007
Forbes Asia版に掲載
Forbesの取材裏話
2007
Forbesの取材裏話
経済誌「Forbes」アジア版の編集長が、日本のバラエティショップでTENGAを見て「これはすごい」と連絡をくれ実現した、見開き2ページの大特集。
英語で送られてきたメールに頑張って英語で返信したものの、実際にお会いした編集長さんは日本語がペラペラだったそうです。
当時のTENGAは、一軒家からやっとオフィスらしいオフィスに引っ越すことが決まったばかりで、新オフィスにはまだ何もない状態。
「一軒家ではなく、新オフィスで取材を受けたい」と、テーブルや展示台を大急ぎで手作りし、撮影してもらったのがこの写真です。実は写真に写っているところ以外には、まだ何もありません。
(写真は『Forbes Asia』2007年3月26日発売号より抜枠)
海外での販売をスタート
2008
FLIP HOLE 発売
FLIP HOLE 誕生秘話
2008
FLIP HOLE 誕生秘話
二つ折りのFLIP構造を採用した、TENGA初の繰り返し使える製品「FLIP HOLE」。
使用感が高いのはもちろん、「使う・洗う・乾かす・収納する」という機能を持ち、衛生的に長く愛用してもらえる製品を作りたいと考えた松本。
試行錯誤を繰り返したものの、なかなか理想にたどり着けず、ある日別の製品の試作を作っている過程で、「あっ! 2つに割れればいいじゃん」と偶然思いついたのです。
写真2枚目は、二つ折り携帯電話のヒンジ(蝶番)を使った試作品です。
TENGA EGG 発売
きっかけは、CUPのぷるぷる素材
2008
きっかけは、CUPのぷるぷる素材
もっと気軽に、もっと手軽に楽しめるアイテムを作りたいという想いから生まれた「TENGA EGG」。
社員のひとりがTENGAカップの「ゲル」と呼ばれる内部素材を見て、「これを直接男性器に被せて使ったら、手軽に楽しめるんじゃないか」と思いついたのが、開発のきっかけとなりました。
プロダクト製作の経験がない社員も、石膏で型を作ったりと試行錯誤。その結果、現在のタマゴ型に行き着いたそうです。
2010
STOP AIDSを訴える
RESPECT YOURSELF PROJECT
スタート
2011
TENGA 3D 5種発売
48種を1人で使用試験、納期は明日
2011
48種を1人で使用試験、納期は明日
TENGAでは、開発開始から発売までの間に社員による使用試験があり、たくさんの試作品から発売するものを選んでいきます。
こちらのTENGA 3Dでは、最終候補に挙がった試作品が48種類ありました。そこから絞り込み、発売する5種類を決めていきます。どれもしっかりと作り込んだ試作品なので、公平な判断をしなければなりません。納期は明日。
こういったケースでは、トーナメント方式が有効です。
地区予選から始まり、ベスト12まで絞り、「TENGAトーナメント」は長時間に及びました。
朝日がのぼる中、松本は5種類を選び、息絶えました。
2012
TENGA COOL EDITION 発売
TENGA入りの氷を削って作った、
こだわりのビジュアル
2012
TENGA入りの氷を削って作った、
こだわりのビジュアル
ポスターやWEBバナーに使われた「氷漬けのTENGA」の写真。
実はこれ、合成ではなく、実際にTENGAを入れた氷を作り、撮影したものです。
冷凍倉庫で、真夏にも関わらず冬のジャンパーを着込み、ひたすら氷を削りました。「涼しくていいね」なんて言っていたのは最初の20分くらいで、後は寒さとの戦いでした。
たくさんの氷から最終的に選ばれたものが、左の写真です。絶妙な氷の削り方と浮かんでいるTENGAの角度が気に入っています。
TENGA×keith Haring
アメリカ先行発売
ニューヨークではタイムズスクエアを
中心に記念イベントを実施。
プレジャーアイテムとしては史上初の
屋外広告を掲出しました。
「TENGA茶屋」放送スタート
2013
2015
10周年記念
PREMIUM TENGA発売
TENGAにとっての「プレミアム」
とは何か
2015
TENGAにとっての「プレミアム」
とは何か
「プレミアム」の名を冠する製品が、世の中にはあります。
お酒や食品における「プレミアム」とは、よりおいしい、よりコクがある、品質の高い材料を使っている等ですが、TENGAにおける「プレミアム」とは何か。
それを使った時に、男性器が「これはプレミアムだ」と感じることです。
そのために多くのトライ&エラーを繰り返しました。結果としてゲルの材質、ディテール、ローション、ウレタンフォーム、そのすべてを変えることでプレミアムな使用感を実現しました。
限定販売したプレミアムTENGAはすぐに完売となり、多くのお客様から再販希望の声をいただきました。また、850円の製品が5000円という高額で転売されていたこともあり、再販を決めました。そしてソフトとハードも加えた3種類を定番商品として販売し始めたのです。現在では赤いカップに続く人気を誇っています。
バキュームコントローラー 発売
“イナリ”
2015
“イナリ”
TENGAに装着することで、強力なバキュームを生み出すオプションアイテムのバキュームコントローラー。吸引しながらのマスターベーションという新しい快感を楽しめるアイテムです。
製品ができるまでには、たくさんの試作品を作り、実際に使用し、改良していきます。
これは、松本が三号機の使用試験をした時のことです。
TENGAに装着し電源を入れると、狙い通り勢いよく吸い込み始めました。「こりゃいいや」と思い使っていると、キュポンっ!という音がしました。何かなと思って局部を見てみると、“イナリ”まですっぽりと吸い込まれていたのです。
真空状態になっているので、電源を切っても一向に抜けません。ちょっと斜めにしたり、少しずつ少しずつ空気を入れて、何とか抜き出すことができました。
これを機に松本は、ワンタッチで真空状態を解除する「リリーススイッチ」を付けることを決意しました。
TENGA SVR発売
使用試験の感想
「筋トレみたいでした」
2015
使用試験の感想
「筋トレみたいでした」
TENGAは、男性用アイテムだけではなく、カップルでも楽しめるアイテムを出したいという思いがありました。「二人が楽しめるアイテムとはどんなものか」という発想から多くの試作品を作り、研究を重ね、このフォルムにたどり着きました。
初期の試作品は、製品版よりもボリュームのあるものでした。
男性器に着けるには重量感ある試作品に、使用試験では「筋トレみたいな気分でした」という感想もありました。
HOT TENGA 発売
カプサイシン特盛ローション
2015
カプサイシン特盛ローション
冬のあったかオナニーを実現してくれるHOT TENGAは、当初、内蔵されているローションに温感をプラスする方向で開発が進められていました。
試作品の中には、唐辛子に含まれる「カプサイシン」をふんだんに配合したローションのタイプもありました。使用試験では複数のスタッフが「辛(から)い」と感じました。男性器でも辛いと感じることができるのです。
その後、松本が新幹線に乗っている時、紐を引くと温まるお弁当を見て「この仕組みでTENGA自体を温めればいいんだ」と思いつきました。そして、底面から発熱してTENGA自体を温めていく構造を採用することになりました。
2016
FLIP 0 発売
発想の転換が生んだ
シームレスな挿入口
2016
発想の転換が生んだ
シームレスな挿入口
「FLIP HOLEの次世代機」として誕生したFLIP 0の最大の特徴は、ゲルとヒンジが一体となったシームレスな挿入口です。
挿入口側にヒンジをつけることによって、より密着感のある挿入を実現しました。
ゲルをパーツごとに分けて成形し組み立てるのではなく、すべてを一体で成形します。
ヒンジを開いた状態で成形するため、挿入口が潰れた楕円形状で出てきます。それを閉じるときれいな丸になっている必要があるのですが、これがなかなかうまくいかず、何回も試作を重ねました。
2017
TENGA FLIP 0 ELECTRONIC VIBRATION 発売
きっと我慢強く耐えたのでしょう。
2017
きっと我慢強く耐えたのでしょう。
バイブレーション機能を搭載したこの製品には、振動モーターをゲル内部に埋め込んで成形する新技術が使われています。
それによって、モーターから発生する振動をダイレクトに伝えることができます。
しかし、成形の際にモーター内部にゲルが入ってしまうトラブルが続出し、開発は難航しました。その後、10万ストロークの耐久試験にも耐え、無事製品化できました。きっと我慢強く耐えたのでしょう。
振動に包まれながらマスターベーションできるという新しい快感は、数々の失敗の上に生まれたのです。
RAINBOW PRIDE CUP 発売
2018
TENGA SPINNER 発売
スパイラルパーツの苦闘
2018
スパイラルパーツの苦闘
スピンギミックにより強力なひねり刺激が味わえるTENGA SPINNERは、もっとHOLE製品を手軽にスタイリッシュに使ってもらいたいという思いで開発されました。フレッシュなビタミンカラーからも、これまでのTENGAとは毛色がちがうことが分かります。
最大の特徴はひねり刺激を生み出すスパイラルパーツですが、膨大なスケッチからも分かるように、現在の構造に至るまで開発担当者は多くの試行錯誤をしてきました。
構造が決まってからも、このパーツをうまく機能させながら、どんなサイズや好みにも対応できるよう、トライ&エラーを繰り返して製品化に至りました。
GYRO ROLLER 発売
人類未経験の快感を
生み出したジャイロローラー
2018
人類未経験の快感を
生み出したジャイロローラー
「道具」とは、人の手で実現できないことを実現するものです。
TENGAには、「人が経験したことのない快感を作る」というテーマがあります。
人の手ではできない連続回転を実現し、「直感的操作による新たな快感」を引き起こすのがジャイロローラーです。
ジャイロセンサーを搭載したことで、傾ける角度によって、回転方向や速度が自由自在に直感的に操作できます。
私の経験上、射精の瞬間が最も敏感です。ならば、射精の瞬間も回転を止めないでください。そして発射後も回転を止めないその先に、あなたには何が見えますか――?
私は試作品のテストをした際に、回転によって裏スジが表スジになってしまいました。
TENGAロボ誕生
2020
TENGA GEO発売
CGを一切使用していない幻想的なPV
2020
CGを一切使用していない幻想的なPV
プロダクトはもちろんのこと、製品紹介のPV製作にもこだわっています。
TENGA GEOのPVは、霧が立ち込め、幻想的な深山を思わせる映像となっています。実は一切CGを使っておらず、約800個のGEOとドライアイスによって作られたものなのです。
セットの中でのカメラワークや霧の調整が非常に緻密に行われ、撮影は長時間に及びました。自信作ですので、みなさんもぜひ見てみてください。