TENGA VOICE
#37
NAOKI from SA
TENGAが10代20代の頃にあったらヤバかったと思う。俺、死んでるかも知れない(笑)
今回のTENGA VOICEは、日本パンク界の至宝、SAのギタリストNAOKI氏が登場。バンドを始めて今年でなんと28年目!を迎えるNAOKI氏ですが、ライヴ直前の貴重な時間をいただき、少し照れながらもアツいお話をさせていただきました。
今日、ツアーファイナルですが今の心境は?
「ツアーファイナルだと言っても30年間、人様からお金を戴くカタチで1600以上のステージをやってるから、ステージ出た瞬間自分の場所に帰るという感じですかね。ステージの中で「絶対こうやってキメてやる!」ってシナリオいっぱい作ってしまうとコケてしまうことも多いし、結局はお客さんとのやり取りだからね。歌のワンフレーズで「ロックで人生台無しだ」と笑いながら言ってるんですけど、10年このバンドをやっていて、今も入った当初から同じ感じなんですよね。もし、下北沢シェルターでやって50人しか入らなかったら引退を決めるだろうし、そのハコに見合ったお客さんが来てくれるならまだ自分が求められているってことだから、それがある限りはやり続ける。あとは、このヘアスタイルを30年間やっているから、髪の毛を立てられる自分の毛量がいつまで持つか(笑)。髪の毛がなくなったらしっかりギターを置こうかなって思う(笑)。髪の毛も元気だったらアッチも元気みたいな(笑)。」
TENGAとの出会いは?
「最初は衝撃でしたね。ピンク先生(ロマンスライター)から「一度試してみて」ともらったんですけど、もう衝撃的でしたよ!気持ち良くって!あと、いけないことをしているという罪悪感と背中合わせにある興奮が渦巻く感じはあったかな。人間、面白いもので、すぐ慣れてしまうから欲求はエスカレートしてしまうんだろうけどね……それに応えてもらえる商品も既にあると思いますが……。でもTENGAは見た目がいやらしくないから、部屋に置いていてもオブジェ的な感じになるよね。」
こういう時にTENGA使ってみたいというのはありますか?
「スゴい仕事が暇な時かな?ツアーとかライヴとか音楽に熱中してる時って性欲が頭から消えてしまうんですよ。目的意識がない一日とかがあると、中学生時代がフィードバックしてくるような、やることないからやっちゃうみたいな。その時のいたずらな気持ちが40超えても時折やってくるよ。でも時代は変わって、俺らの頃なんてビニ本しかなかったし、地元で買うのも恥ずかしいから、夜中抜け出して隣町まで仕入れに行っては興奮してたってこともあったけどね(笑)。今の世代はそんなんじゃ納得できないもんね。想像力の欠如というか、映像がスゴすぎてね。俺はパソコンを持ってないからコンビニの成人誌(DVDの付録つき)とか見る方が好きだし、AVはモザイクが入ってる方がいいし、全部脱いでるよりは服を着ている方がクリエイティヴな感じがすると思うんだよね(笑)。」
周りでTENGAの話を聞いたりしますか?
「なかなか突っ込んだ話はしないんだけど、ミュージシャンだけじゃなく、第一線で頑張っている人って元気ですね!個人戦も対抗戦も!(笑)20代の後半から「いつまでオナニーするんだろう?」って漠然とした疑問があって、当時事務所の社長が30代後半で、「俺はあまりやらないな」と言っていて、ウソだろ!って思っていて、恐る恐る30代が来て、40代が来てもやっぱり変わらなくて……でもね、若い時の3分の1くらいにはなってるけどね(笑)。」
こんなTENGAがあったらいいなとか、こんなの欲しいなというのはありますか?
「女の子となかなか共有できないものだと思うから、何か共有できるものがあればいいなって思う。」
女性用のTENGAも3月3日に発売されるんですよ!
「そうですか!まあ、生理的なものだから恥ずかしがっていても仕方ないんだけど、酒も入ってないのにこういう話をするの照れるね(笑)。でも結び付けて考えているよ。その欲がないような人間はステージになんか立てないと思ってるもん。エネルギッシュにステージなんか駆け回れないと思うし、叫べないと思う。やっぱりどこかで繋がっている気がするけどね。コレ(TENGA)が10代20代の頃にあったらヤバかったと思う。俺、死んでるかも知れない(笑)。五体満足であることも大事だけど、アッチの方も元気であるということは、生きていく上でスゴく大事なことだと思う。50代、60代になった自分が楽しみだけどね。時折TENGAにお世話になってるかも知れないしね(笑)。」
TENGAと音楽の共通点ってありますか?
「欲求とか興奮とかを追求している世界としたら一緒だもんね。こっちも頭がおかしくなるくらい叫びたいし、ステージってそういう気持ちでやってるんだよね。オーガズムに近いものもあるしね。本当のことを言うと、セックスよりステージの方が気持ちいいんですよね。本気で昔からステージの気持ち良さを越えられないんですよ。あり得ない汗だし、興奮もハンパないし、自分でも分からないくらいに気持ち良いんですよ。」
ライヴ前にも関わらずありがとうございました!
<「FLJ Magazine – TENGA Friends Vol.28」より http://www.fljtokyo.com/>
※こちらは2013年3月発行のFLJ転載記事となります。
SA from SA
ボーカル TAISEI、ギター NAOKI、ベース KEN、ドラム SHOHEIから成る4人組。これまでに5枚のアルバムをリリースし、その活動は国内に留まらず、アメリカ・ツアーや台湾でのデビュー&ツアー、UKのパンク・レーベルからアルバムをリリースするなど多岐に渡り、さらに国内においても国内大型フェスへの出演や、RANCIDやG.B.Hなどの海外バンドのサポートなど独自のポジションを得ている。ミニアルバムとなる『境界突破のラプソディ』を昨年11月リリース。2013年、現メンバーとなり11周年を迎える。
SA 最新ミニアルバム
『境界突破のラプソディ』
PINEAPPLE RECORDS
DDCY-6003
発売中
1,890円