TENGA VOICE
#34
マキタスポーツ お笑い芸人
TENGAのことを題材とした音楽を作ってみたい。
今回のTENGA VOICEは、お笑い芸人、ミュージシャン、そして俳優と多岐に渡る活躍をされているマキタスポーツさんに、TENGAとドラマ共演している事についてお伺いしました!
現在出演されているドラマ「みんな!エスパーだよ!」ではどんな役柄なんでしょうか?
「テレキネシスの能力が使えるおじさん役なんですけど、スゴく自分に近いなと思いました。原作からイメージしていたのは、コミカルな動きだったり、ねっとりとした腰使いだったりなんですけど、園監督が「動物みたいに腰振って」と言ってきたので、キャラクター的にはほとんど性犯罪者みたいです(笑)。」
周りの反響はどうでしたか?
「意外にカワイイというのが大多数なんですけど、向こう10年、僕の芸能としてのスタイルが今回の役である意味決定付けられたんじゃないかなと思いますね。家の近所に中学校があるんですけど、たぶん番組見てくれているんでしょうね、通りすがりに中学生が僕のことを二度見してきます(笑)。」
ドラマには TENGAが多々登場しますが、撮影現場でのTENGAの扱いはどんな感じだったんしょうか?
「現場には撮影用のTENGAがたくさんあったんですが、制作部がガッチリ管理していて、「絶対に誰にも渡すな!」と厳重警備の監視下に置かれていました。堤防が決壊するといくらあっても足りなくなるじゃないですか…僕らは一つのホテルに軟禁生活だったので、使いたくても使えないお預け状態でした(笑)。
で、TENGAの話するにも最初は気を遣って男だけでこっそり話していたんだけど、寝食一緒にしているうちに気付けば女性の前でもTENGAの話しかしなくなってました(笑)。一緒に出演している女優さんとかには「実は女性用にもirohaってのがあるんだよ。和菓子みたいな装丁で、ユニバーサル・デザインだからね」なんて、いかにTENGAが素晴らしいものかを真面目に語ってましたからね。クランクアップが見えてようやく「ご自由にお持ち帰りください」となる時までは、本当に雲の上の存在というか、ずっとじらされてましたね(笑)。」
—噂でESPER BANDなるバンドがあるって聞いたんですけど。
マキタスポーツ「はい。メンバーは染谷将太くん、夏帆ちゃん、深水元基、柄本時生、鈴之助と僕ですね。撮影が休みの日に、楽器ができるメンバーでスタジオに入ってみたんです。イベントやってバンド披露しようよって話になって、そこからエスパー・バンドを結成しました。「おそろいのTシャツ作っちゃう?」ってさらに盛り上がって、TENGAをモチーフにしたTシャツ、パーカー、つなぎとひと通り作って普段から着てます。自分の11歳と6歳の娘にもクランクアップした記念にと、彼女たちの下着にプリントしたものを作りました。それを着せて番組をみんなで見てます。」
娘さんにもドラマを見せているんですか?
「情操教育になるので見せています。下の子は「パパはどうして物体を浮かすことができるの?」とか聞いてきますからね。僕がいない時に上のお姉ちゃんがリビングでこっそり、「パパがどうやったら浮かすことができるのか見たい」と言って、録画した「勃起、パンチラ、TENGA」を見てますね(笑)。」
今までに使用されたTENGAの種類は?
「ディープスロートカップとEGGですね。量が減ると奥さんに回数がバレるから、繰り返し使えるヤツに興味があります。日本人ってバリエーションを増やしていくのが得意で、包丁に関しても、ポテトチップスに関してもそうだし、「同一機能で多彩なバリエーションというのは、 日本の一つの文化」と言ってる大学教授がいるくらいですからね。まさにTENGAにも言えることであって、いろんな人に対応できて、展開もできるって、素晴らしいと思います。日本人として誇れる部分だと思います。まさに「いとおかし」ですよね。もし仮に地球が滅亡して新たな人類が生まれ、日本という国を知ろうとした時に、TENGAが遺跡の中から出てきたら、日本人というのは性的なことに関してもこんなにも神経を注いでニーズというものを掘り起こしていった人たちなんだ、という発見がされるでしょうね。」
まさに日本を象徴する文化ですね! TENGAをモチーフにやってみたいことはありますか?
「TENGA用の音楽を作りたい。笑いでもなく、TENGAのことを題材とした音楽を作ってみたい。「すべての武器をTENGAに変えて」なんて替え歌を喜納昌吉さんが歌うのもいいですね。」
今後の活動を教えていただけますか?
「ブルーリボン賞をもらってから役者の仕事が増えてきて、これからどんな役ができるのか楽しみです。元々、芸人とミュージシャンを並行してやっていたので、これで役者業を入れたら三本の矢になって、そこに執筆も入れたら、怪しいおじさんに見えるかもしれない。それでも存在感のある人物になりたいですね。登場したら、何も話さなくても物語るものがあると言われたりするので、キレイな世界で汚し役としてキャラクターが築けるまでは力を入れていきたいですね。このキャラクターのおかげで性犯罪はできなくなりましたけどね(笑)。」
<「FLJ Magazine – TENGA Friends Vol.21」より http://www.fljtokyo.com/>
※こちらは2013年5月発行のFLJ転載記事となります。
マキタスポーツ お笑い芸人
1970年山梨県生まれ
28歳で芸人デビューし、俳優として昨年出演した山下敦弘監督映画『苦役列車』でブルーリボン賞新人賞、東スポ映画大賞新人賞をダブル受賞。槙田雄司名義で執筆した著書『一億総ツッコミ時代』は三刷りまで決定している。
・ラジオ日本「マキタスポーツラジオ はたらくおじさん」(毎週土曜25:30〜)
・TBSラジオ「東京ポッド許可局」(毎週金曜28:00〜)
・YBS「キックス」(毎週火曜13:00〜16:30)
・「WOWOWぷらすと」(毎週火水木20:00〜不定期出演)
・テレビ東京「みんな!エスパーだよ!」(4/12より毎週金曜24:12〜終了)
※2013/11/27 ギャラクシー賞2013年7月度月間賞に選出されていた「みんな!エスパーだよ!」が、 第51回 ギャラクシー奨励賞「テレビ部門」を受賞!